Alteryx 2020.4がリリースされました!アップデートまとめ

Alteryx 2020.4がリリースされました!アップデートまとめ

Clock Icon2020.11.24

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは。データアナリティクス事業本部ソリューション部プリセールススペシャリストの兼本です。

現地時間2020年11月18日に2020年最後のリリースとなる、Alteryx 2020.4がリリースされました。

本リリースに含まれる主要な新機能は以下の通りです。

【重要】製品同梱のPythonアップグレードに関する注意

  • Python 3.6のセキュリティ脆弱性に対処するため、Alteryx製品に同梱されているPythonのバージョンが3.6.8(Alteryx 2020.3)から 3.8.5(Alteryx 2020.4)にアップグレードされています。
  • Alteryx、パートナー、またはAlteryxインストーラーに同梱されていないサードパーティによって開発されたカスタムツールやコネクタ(YXIファイル)は、再インストールが必要になる場合があります。これは、DesignerおよびServerにインストールされたカスタムツールに影響します。

Alteryx Designer

パフォーマンスとユーザビリティの向上

  • Help > Aboutで表示されるウィンドウからAlteryx Designerのバージョンテキスト(最初の3行)を選択してコピーできるようになりました。
  • セレクトツールのフィールド列の表示サイズをフィールド名に合わせて自動調整するようになりました(最大40文字まで)。
  • データクレンジングツールのパフォーマンスを改善しました。
  • フィールド名に引用符を使用できるようになりました。
  • ツール、コンテナ、コメントの位置と幅/高さを浮動小数点値ではなく整数値として保存するようになりました。

結果ウィンドウのツールバーが新しくなりました

Designerの結果ウィンドウのツールバーが新しくなりました。

関連記事:
Alteryx 2020.4 新機能:結果ウィンドウのツールバーが新しくなりました

サンプルデータセット

Designerのヘルプメニューからサンプルデータセットにアクセスできるようになりました。

AMPエンジンの詳細

ワークフロータイプがマクロのときに、ワークフロー設定ウィンドウからランタイムタブが利用できるようになりました。ランタイムタブでは、AMPエンジンを使用する設定にアクセスでき、AMPを使用するマクロを構築できます。

Adobe Analyticsツールの認証方法に関する更新

Adobe Analyticsツールを使用する際、Adobe IDによるユーザログインもしくは、サービスアカウント(JWT)認証のいずれかを指定できるようになりました。

ソート/ジョインメモリとスレッドの改善

ワークフローの実行時に最大メモリ量を効率的に利用するために、メモリ制限とワーカースレッドの最大数を設定することができます。この設定はシステム設定の[エンジン>一般]タブ、ユーザー設定の[既定値]タブ、またはワークフロー設定の[ランタイム]タブで設定できます。

AMPでフォーミュラ機能をフルサポート

Designer の フォーミュラ、複数レコードフォーミュラ、および複数フィールドフォーミュラツールで使用できるすべての組み込み関数が AMP でサポートされるようになりました。

AMPで集計ツールとダウンロードツールをフルサポート

  • ダウンロードツールは、Designer GUIに表示されているすべてのコードページをサポートするようになりました。
  • 集計ツールは、以下の追加アクションをサポートしています。空間\結合、空間\交差の作成

AMPのコードページを使用したCSVファイルの読み書き

入出力データツールでCSVファイルタイプを使用する場合、オリジナルエンジンにフォールバックすることなく、追加のコードページをサポートできるようになりました。

AMP用の文字列トランスコード

異なるコードページから文字列をトランスコードできるようになりました。

国際化対応-数値表示サポート

Designerで桁区切り記号と小数点記号をカスタマイズできるようになりました。

関連記事:
Alteryx 2020.4 新機能:数値の桁区切り・小数点の記号が設定できるようになりました

国際化対応-数値区切りサポート

ToNumber() と ToString() の変換関数が更新され、幅広い数値フォーマット(国際フォーマットを含む)への変換をサポートするようになりました。

Alteryx Server

ユーザーグループとクレデンシャルを共有

カスタムユーザーグループと資格情報を共有できるようになりました。この機能が追加されたことで、サブスクリプションの代わりにユーザーグループとコレクションを使用することができるようになりました。

ユーザーグループをコレクションに追加

ユーザーグループをコレクションに追加できるようになりました。この機能が追加されたことで、ユーザーグループとコレクションをサブスクリプションの代わりに使用することができるようになりました。

クレデンシャルのユーザーエクスペリエンス

クレデンシャル・インターフェースのユーザー・エクスペリエンスが更新されました。このアップグレードには、標準化された追加、検索、ソート、フィルタリング、編集、削除機能が含まれています。

新しいAPIエンドポイント

スケジュールの所有者と推定実行時間を取得できるように、新たにadmin APIエンドポイントを追加しました。これにより、いつ、どこで(どのワーカーで)ワークフローをスケジュールするかの判断に利用できます。

インタラクティブなGallery APIドキュメントのOauthへの改善

インタラクティブなGallery APIリファレンスドキュメントを更新し、Oauthパラメータをクエリパラメータの代わりにヘッダーとして送信するようにしました。

Alteryx Connect

高度な検索:クエリを仮想フォルダとして保存

詳細検索から直接仮想フォルダを作成できるようになりました。適切なフィールドを選択してフィルタを指定し、[クエリを仮想フォルダとして保存] ボタンを選択します。

関連記事:
Alteryx 2020.4新機能:Alteryx ConnectでAdvanced Searchの結果からVirtual Folderを作成可能になりました

通知キュー

通知キューでは、キュー内のアイテムで実行できる操作を決めることができます。たとえば、キューをクリア、停止、または再起動することができます。
通知キューにアクセスして設定するには、「管理者メニュー>メンテナンス>通知キュー」を選択します。通知キューの状態を確認するには、「管理者メニュー>設定>SMTP 設定」を選択します。

新しいカスタムフィールドタイプ:リンクフィールド

新しいカスタムフィールドタイプ「リンクフィールド」を使用できるようになりました。これを使用することで、アクティブなHTMLリンクとして動作するカスタムリンクを追加することができます。

Alteryx Designerツールの詳細

分析ワークフローで主に使用される4つのツール(Join、Formula、Filter、Summarize)とその構成をConnectで確認し、複数のワークフローにまたがって検索できるようになりました。

メタデータローダーの更新

  • Alteryx Gallery Loader: Creating Database Objects
  • Alias Manager
  • Amazon Athena Loader
  • Azure Data Lake Store Gen2 Loader: Authentication via Certificate
  • Python Upgrade for Metadata Loaders

Alteryx Promote

  • 製品で使用するRのバージョンが3.3.2から3.6.3にアップグレードされました。

まとめ

Alteryx社のバージョンライフサイクルポリシーでは、バージョン2019.2.7が来年2021年1月9日にEOLを迎える予定です。この機会に最新バージョンへのアップグレードをご検討ください。

関連記事:
Version Support Policy

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.